1. HOME
  2. オーガニックの資格は履歴書に書ける?おすすめの資格や活かせる仕事を紹介
サムネイル

オーガニックの資格は履歴書に書ける?おすすめの資格や活かせる仕事を紹介

オーガニックに関して、国家資格はありません。ですが、厚生労働省が認可しているものが存在します。オーガニックに関係する資格は、食品や美容、ファッション業界での需要も十分に期待できるでしょう。本記事では、オーガニックに関する資格の種類と活かせる仕事、疑問点を紹介します。

オーガニックの資格とは

土と複数の野菜

オーガニックの資格は、オーガニックに関連する正しい知識を得るための指標です。エシカルやサステナブルが注目されている昨今、オーガニックに関する資格の需要はこれから増えていくでしょう。まずは、オーガニックの資格に関する概要を解説します。

オーガニックの知識を得る指標になる

オーガニックとは、有機という意味です。有機とは化学肥料や農薬などを極力使用せずに、自然の力を利用した栽培方法や加工のことを指します。農薬や化学肥料、遺伝子組み換えを避け、安全で環境に優しいものがオーガニックなのです。

オーガニックは、食品添加物や表示法などの知識も関連してきます。オーガニックの資格を取得することは、オーガニックに関連する正しい知識が身に着いている指標にもなると言えるでしょう。

厚生労働省の認可付きの資格もある

オーガニックに関する資格は国家資格はなく、複数の団体によって運営されています。すべて民間の資格ではありますが、厚生労働省の認可付きの資格も存在します。認可付きの資格は履歴書にも書けます。どの資格を取得するか迷った時は、厚生労働省の認可に注目してみるのも良いでしょう。

セルフブランディングになる

詳しい知識を得ることは、自信につながります。名刺やSNSなどに資格のロゴを載せたり、資格に即した肩書を名乗ったりして、アピールできます。特にSNSなどのインターネットを通じて活動する場合は、セルフブランディングは重要です。オーガニックの資格はそのような時にも役立つでしょう。

オーガニックに関連する厚生労働省認可の資格

ハーブと精油の入った瓶

オーガニックの資格には国家資格はありませんが、厚生労働省に認可されているものが存在します。ここでは、厚生労働省認可「財団法人職業技能振興会」認定のオーガニック資格を紹介。どの資格を取得しようか迷っている人は、ぜひチェックしてみてください。

オーガニックアドバイザー(初級)

オーガニックの基本を学べる、初歩的な資格です。食品添加物や残留農薬、シックハウス症候群などの他、食品表示の基礎知識についても理解を深められます。また、世界のオーガニックの現状やオーガニックコスメ、コットンなどの専門的な知識にも触れます。
食品表示や添加物については、日常生活にも役立てやすい知識なので活用できるでしょう。

オーガニックコーディネーター(中級)

オーガニックコーディネーターの中級では、オーガニックをビジネスに活かせる知識を学びます。オーガニック商品の仕入れや販売といったビジネスに関する直接的なことから、オーガニックに関連する法や制度、世界情勢といった事柄について学習していくのが初級との違いです。オーガニックをビジネスに取り入れるなら、取っておいて損はない資格と言えます。

マスターオーガニックコーディネーター(上級)

オーガニックコーディネーター資格取得者、看護師や薬剤師など、受験するのに条件があるのが大きな特徴です。オーガニックに関する総合的で専門的な知識を持ち、オーガニック製品の販売はもちろん、知識を広める側を目指す場合にも役立ってくれます。オーガニックに関連する講演活動や教室開催、人材育成などの講師に近い立場を目指す人におすすめです。

オーガニックコスメマイスター

オーガニックコスメマイスターは、オーガニックコスメの専門知識を持つ人材育成のために作られた資格です。資格の名前にコスメとあるので食品などは無関係に思えますが、一般食品の表示や食品添加物、食品輸入の仕組みなどについても学べます。コスメ販売はもちろん、製造会社に関連する人や美容に関心の高い人におすすめの資格です。

オーガニックの資格を活かせる仕事

Organicのタグ

オーガニックの資格を習得し、知識を得ることは、食品やファッションなどさまざまな分野で活かせるでしょう。ここでは、業界別にオーガニックの資格が活かせる仕事をチェックしていきましょう。

食品業界

食品は、オーガニックと結びついた分野です。代表的な仕事は、オーガニック食品の仕入れや販売があります。その他、安心で安全な体に優しい食品やレシピの提案などが挙げられます。食品メーカーはもちろん、調理の分野でもオーガニックの知識を活かせる可能性は高いのです。

美容業界

食品と並んで、美容もオーガニックと関連が深い分野です。オーガニックコスメの販売やアドバイザーなど、肌に優しいコスメの販売に携わる仕事の他に、セラピストやエステティシャンなどの職種でも知識が役立つ可能性があります。化粧品メーカーのような企業でも、オーガニックの知識を活かせるでしょう。

ファッション業界

昨今、エシカルやサステナブルな取り組みが活発になっているため、ファッション業界でオーガニックの資格を活かせる可能性は非常に高いのです。
例えば、オーガニックコットンのような天然由来の素材の販売や提案などが挙げられます。素材の仕入れや営業など、ファッションアイテムの生産者としてオーガニックの知識が役立つでしょう。

オーガニックの資格に関する疑問

色とりどりの野菜

オーガニックの資格は講座によって難易度が異なるのはもちろん、受験資格があるものも存在します。ここからは、オーガニックの資格に関してよくある疑問を見ていきましょう。

オーガニックの資格は履歴書に書けるのか?

オーガニックの資格は国家資格が存在せず、すべて民間資格です。そのため、必ずしも資格が評価されるとは限りません。ですが、オーガニックの知識を身に着けたという指標には十分になり得ます。知識を得たアピールのためにも、資格は履歴書に書いておいた方が良いと言えるでしょう。
履歴書に記入する際には、資格を運営する協会と資格名を一緒に書いておくのがおすすめです。

オーガニックの資格に受験資格はあるのか?

オーガニックの資格のほとんどは、講座を受講することで取得できるものです。そのため、受験資格が厳しいものは少ないです。ただし、マスターオーガニックコーディネーターのように初級や中級の資格取得が条件となっているものも存在します。資格の習得を考える際には、受験資格をしっかりと確認しましょう。

オーガニックの資格の難易度は?

講座によって、難易度や専門性は異なるため、一概には言えません。講座を受講する前に対象者や講座内容を確認しておきましょう。初級や中級など、段階別になっているものは徐々に知識を深めていくようになっているので、初級からの受講をおすすめします。

オーガニックの資格を取得する方法は?

まずは、取得したい資格のことをしっかりとリサーチしておきましょう。受験資格があるのならそれを満たす必要がありますが、ほとんどは規定の講座や試験を受けるといった形式をとっています。
また、段階がある資格については初球から順番に受ける必要があるため、上級などを目指す際には時間が必要となるので注意が必要です。

オーガニックの資格を学んで仕事や生活に活かそう

オーガニック野菜を切る女性

エシカルやサステナブルが注目されている昨今、オーガニックに関連する知識は需要が高まっていくでしょう。オーガニックの資格は、食品表示などの基礎知識から世界情勢などの専門的なものまで、幅広い範囲を学べます。
仕事だけではなく、生活にも役立ってくれるオーガニックの資格を取得してみませんか?

writer profile
tina
サムネイル: tina