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エシカルジュエリーを販売するブランド4選。環境に優しくおしゃれを楽しもう

エシカルジュエリーとは、人や社会、環境に配慮して生産されたネガティブな要素のないジュエリーのことです。採掘から販売まで、ジュエリーに携わる人全てが幸せになれるようにさまざまな試みが詰まっているのが特徴的。本記事では、エシカルジュエリーの特徴や配慮されている点、エシカルジュエリーを販売するブランドも紹介します。

エシカルジュエリーとは

木に巻きつけられたダイヤのネックレス

エシカルジュエリーとは、携わるすべての人や社会、環境に配慮された宝石のことを指します。社会的に見て倫理に反していないものを、近年ではエシカルと呼ぶようになりました。まずは、エシカルジュエリーとはどのような宝石なのかを詳しく見ていきましょう。

エシカルの意味

まずは、エシカル(ethical)の意味をチェックしていきましょう。エシカルとは「倫理的な」という意味。良識的に考えたり、社会の模範となる行動をしたりすることをエシカルと呼びます。エシカルの対象となるのは、人と社会、地球環境や地域などさまざまです。環境保全や人権問題に対して、生産を通して積極的に取り組むことを「エシカル○○」と名付けるようになりました。エシカルジュエリーもその名の通り、人や環境、社会に対して配慮がされた宝石というわけです。

また、消費を通して社会や人、環境問題に貢献することはエシカル消費と呼ばれています。生産する側だけではなく、消費する側もしっかりとエシカルな活動に協力ができるのです。エシカル消費の例として挙げられるのは、フェアトレード製品や地産地消、オーガニックやエコ製品を購入することでしょう。

サステナブルな社会を育むには、エシカルな考え方が必要不可欠となります。そのため、近年ではファッション業界でもエシカルな活動が広がっているのです。

エシカル消費については、こちらの記事でも詳しく説明しています。

エシカルジュエリーと普通のジュエリーとの違い

通常のジュエリーとエシカルジュエリーの異なる点は、さまざまな物事に配慮されていること。採掘の段階から人や社会、環境に配慮されています。例えば、紛争の資金源となるような素材は使用しませんし、不当な環境での労働や児童労働が行われていない国や鉱物を選んで生産が行われています。また、自然環境への負荷軽減にも積極的です。
エシカルジュエリーとはどんな宝石と問われたなら、採掘から生産までが持続可能(サステナブル)な未来志向の宝石とも言えるでしょう。

エシカルジュエリーが配慮しているポイント

ダイヤのリングとパール

エシカルジュエリーは社会・人・環境のすべてに対してネガティブな要素をなくすことを目標にしています。ここからは、エシカルジュエリーの制作や販売までに行われている主な取り組みを見ていきましょう。

宝石採掘が行われている国は、発展途上国であることが多いです。発展途上国では低賃金労働や児童労働、強制労働のような問題が多い傾向にあります。エシカルジュエリーはこのような労働搾取を是正し、労働者の生活環境を向上させるさまざま取り組みを行っているのが特徴的です。

代表的な例としては、フェアトレードが挙げられます。フェアトレードとは、生産者に対して正当な対価が払われること。労働者の手元に賃金が渡るまでに不当な搾取がなく、労働者の生活力改善が期待できるのです。また、貧困地域の自立支援活動を積極的に行うエシカルジュエリーブランドも多く見られます。

社会

宝石の代表格と言えばダイヤモンドを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。世界で取引されているダイヤモンドの中には、コンフリクト・ダイヤモンドと呼ばれるものが存在します。コンフリクト・ダイヤモンドとは、内線などの紛争を引き起こす、反政府組織の資金源となっているダイヤモンドの総称。恐ろしいことに、美しく輝く宝石が戦争な引き金となっているケースがあるのです。

紛争ダイヤとも呼ばれるコンフリクト・ダイヤモンドを排除するために、2003年にキンバリー・プロセスと名付けられた国際ルールが誕生しました。コンフリクト・フリー・ダイヤモンドを目指して、非加盟国で産出されたダイヤモンドの輸出入をしないというルールが作られたのです。紛争ダイヤを輸出入した国には処罰が課せられます。日本も、キンバリー・プロセスの参加国です。

戦争を減らすために行われているキンバリー・プロセスですが、実はいくつかの問題点が存在します。ひとつは、紛争ダイヤモンドのみが対象であること。宝石はダイヤモンドに限定され、他のものは対象外なのです。また、キンバリー・プロセスは反政府組織に対抗するための意味合いが強いため、政府による労働者への人権侵害や児童労働などには関与しません。
追跡の困難さも問題点として挙げられるなど、今後のルール見直しや改善策が待ち望まれています。

エシカルジュエリーはコンフリクト・ダイヤモンドとは真逆で、社会的にも健全な宝石のみを使用しているのです。

自然

宝石は鉱物ですから、長い時間をかけて形成されます。天然宝石は無限に湧いて出てくるわけではなく、量には限りがあると言えるでしょう。エシカルジュエリーは環境への負荷をできるだけ和らげるために、合成宝石と呼ばれる人工的に造られた石を積極的に採用しています。また、リサイクル素材を使用したり、古い宝石のリユースやリフォームを行ったりしているブランドも見られるのが特徴的。
長く身に着けられるように、クオリティにもこだわっています。

エシカルジュエリーを販売するブランド

ダイヤのネックレス

サステナブルな社会を作る動きが活発になっていることもあり、昨今ではエシカルジュエリーを取り扱うブランドが増えてきています。ここからは、エシカルジュエリーを販売するブランドを紹介。ぜひ、ジュエリーを購入する際の参考にしてみてください。

EARTHRISE(アースライズ)

途上国を中心に、13ヵ国以上の小規模鉱山と正当な取引を行うジュエリーブランドです。エシカルな素材の開拓に積極的で、リユースメタルを採用したジュエリーを販売しています。パキスタンの女性達の自立支援や教育支援を、宝石研磨工房を通じて行ったり、宝石を採掘する鉱夫の生活を支援したりするなど、人に対する配慮が行き届いている点も特徴的です。

HASUNA(ハスナ)

正当な採掘をしている証であるフェアマインド認証のゴールドや、貝などの天然素材も使用しているハンドメイドジュエリーのブランドです。素材はすべて産地や採掘の工程が明確に分かるものを使用しているため、透明性が高いと言えるでしょう。人権、社会、環境に対しての配慮が十分な企業の証であるRJC認証を取得していることからも、エシカルに対する高い水準が見受けられます。

R ethical(アール エシカル)

リサイクルプラチナや、国際フェアトレードラベル機構認定の透明性の高い素材を使用しているジュエリーブランドです。売上の一部は公益財団法人に寄付される他、チャリティジュエリーの制作も積極的に行われています。
国際NGOや非営利団体、財団とのコラボレーションなど、社会的弱者とされる人々への手厚い配慮がなされているのも特徴的です。

in unum(イン ウナム)

インドの小さな工房で制作を行っているジュエリーブランドです。工房の労働者はカースト最下層であるアウトカーストの人々。ジュエリーデザイナーも現地で制作をしているだけではなく、フェアトレードを採用して継続的な取引をしています。ローグレードの宝石でも採掘者にしっかりと還元がされている、正当な取引を徹底したブランドです。

mi luna(ミルーナ)

“地球に優しいサステナブルなファッションを楽しみたい”という思いから誕生したサステナブルジュエリーブランドです。ジュエリーの買い付けはコメ兵が行い、その中から厳選された天然石をひとつずつ丁寧にセレクト。一度ジュエリーとなったものを新しい形にリデザインすることで、低価格を実現しています。
循環型を念頭に置いた、地球にも購入者にも優しいサービスです。

エシカルジュエリーでサステナブルな輝きを

ヴィンテージ風のジュエリー

ジュエリーは古代から富や権力の象徴といったイメージが強いですが、決してそうではありません。特にエシカルジュエリーは採掘者や生産者、ユーザーなど、誰もが幸せになれるように作られた宝石なのです。ネガティブな要素がいっさいない美しい輝きを放つ宝石として、エシカルジュエリーの注目はこれから大きくなることでしょう。
宝石を購入する際には、エシカルジュエリーを候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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rino
サムネイル: rino
スタイルのお手本は自由に生きるパリジェンヌ達。作り込み過ぎないシックなスタイルが得意。