• 【私たちのサスティナブル Vol.2】ヴィーガンライフとゼロウェイストを貫くNatsukoさん
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【私たちのサスティナブル Vol.2】ヴィーガンライフとゼロウェイストを貫くNatsukoさん

リユースアイテムを活用して賢くオシャレになる方法をご紹介しているKÓMERUでは、サスティナブルなライフスタイルに注目しています。今回は、ヴィーガンであり、ゼロウェイストのライフスタイルにこだわるNatsukoさんにお話を伺いました。

ヴィーガン、ゼロウェイストという選択

石鹸を詰め替える女性

LA在住のNatsukoさんはご家族揃ってヴィーガンであり、さらにできる限りごみを出さない生活を送っています。

―ゼロウェイストやヴィーガンといったライフスタイルをスタートされたのはいつからですか?

手に持ったアサイーボウルとスプーンを持った二人の子供

ゼロウェイストやヴィーガンライフを始めたのは2017年の秋ごろからです。健康のことも環境のことも、もっと調べたり生活を変えたりしないとなぁと漠然と思っていたころ、2016年に子供たちが生まれて世の中のことをより気にするようになったこともあり、重い腰を上げて色々調べ始めたのが最初のきっかけでした。

今はその生活の中で得た環境問題やヴィーガニズムに関する情報をウェブサイトとインスタグラムで発信しています。

―なぜWEBでの情報発信を始めたのですか?

エコバッグに入った野菜

海外に住んでいて英語で情報収集する中、日本語の情報量とのギャップに驚きました。海外では当たり前と思われてる事も、日本には正しい情報が届いていなかったり怪しいと思われていたり。だから、日本でヴィーガンやゼロウェイストを頑張っている方たちに、英語で収集した情報をシェアして応援したいなと思ったんです。

それに、私はもともとリサーチをすることが好きで、1人であれこれ調べてエコなライフスタイルについて学んでいたんです。そんな風に私が好きでやってることが誰かの役に立つなんて嬉しいですし、わたしの投稿をきっかけに行動を変える決心をしたとメッセージをもらうたびにやってて良かったな、これからも続けよう!っていうエネルギーをもらっています。

―この活動をするにあたって、Natsukoさんが一番大切にしていることはなんですか?

膝においた袋入りのチョコレート菓子

自分の意見を正しいと過信せずに、常にオープンマインドでいることです。たくさんの情報に触れ続けてきた結果、自分の中でのやり方や意見が確立されてきたなと感じています。でも定期的にハッとさせられる意見や情報に出会うんですよね。

わたしに他人を変えることが出来るとは思っていませんし、変えたいとも思っていません。ただ、ほとんどの人は正しい情報がないまま、自分の持ってる情報に疑問を持つこともなく日々の行動を選択していると思うんです。わたしが出来ることは、情報発信により「考えるきっかけ」を作ることと、よりサスティナブルな生活がどんなものなのか実践を通してお見せするだけです。難しくないよ!楽しいよ!っていうことが少しでも伝わるといいなと思っています。

サスティナブルとは「今を見直す」こと

―「サスティナブル」にはさまざまな解釈がありますが、Natsukoさんにとっての「サスティナブル」を教えてください。

枯葉が乗った皿

一般的な解釈である「サスティナブル=持続可能な」ということはもちろんですが、できる限り地球環境に悪い爪痕を残さない、そして環境再生をサポートする生活や選択がサスティナブルだと思います。

現代社会を生きていく上で、全く環境に負荷をかけないというのは無理なこと。昔の生活に戻ればいいなんて意見も聞きますが、せっかく今という時代に生まれてきたのだから、文明やテクノロジーとも共存していきたい。過去に学び、今という時代を生きることが大事なのではないでしょうか。生活を見直して改善すべきところは軌道修正したらいい。安い、早い、便利を求めすぎた結果、地球や人から搾取することが当たり前になってしまった今を見直すことが、サスティナブルなことだと思います。

―具体的に私たちはどんなことを意識すればよいのでしょうか?

切り分けたパンを手に取る様子

そうですね、実際には「これって本当に必要?」このシンプルな問いかけをして何気なくやってる選択を見直してみるのがいいのではないでしょうか。なくても生きていけるのに、ないといけないような気にさせられてることが多い世の中です。地球を汚して、生き物を傷つけてまでやる事なのか立ち止まってみると行動が変わると思います。

例えば、毎日、毎食、動物性食品を摂取することは必要でしょうか。畜産業は環境破壊の大きな原因です。植物性食品から必要な栄養素は全て摂取できますし、現代病のリスクを下げる効果があるという研究も数多くあります。今ではカナダなどをはじめとするいくつかの国で、動物性食品は必要なものではなく嗜好品と同じカテゴリーになっています。

他にも、何かを買おうとするとき、既に持っているもので足りないのかをまず考えてみるといいと思います。家族や友達から借りたりできませんか?すぐに食べたり使ったりする物をプラスチック袋に入れてもらう必要はありますか?

何か行動する時にちょっとだけ立ち止まって考えてみると、今まで当たり前にやっていたことの代替案が浮かんでくるかもしれません。

―確かに、思い返してみるとあまり深く考えずに行動していることが多々ありますね。私たち一人ひとりが一度立ち止まって考えることが大切ということなんですね。

ソファに座って読み物をする女性

そうです。完璧にできないから、1人がやっても意味ないからと、日々の選択が環境破壊に繋がっている事実に向き合わないのは、とても悲しいこと。0か100かという極端な考えではなく、些細な選択でもサスティナブルな未来に繋がることは日常に沢山あります。

本当のリスクは「完璧にできないこと」ではなく、「何もしないこと」。そんな考えが広まってほしいです。

アパレルにおいてのサスティナブルは「消費を減らす」こと

―環境汚染に大きな影響があると言われているアパレル業界ですが、ファッションついてどういうことがサスティナブルにつながると思いますか?

砂の上にあるサンダルと本

ファッションに関しては完璧にサスティナブルになる事は、少しハードルが高いと思います。リサイクルマテリアル、ヴィーガンレザー、エコファーを使った商品も、マイクロプラスチック(※)の問題にぶつかりますし、みんながみんなエシカルでサスティナブルな商品の価格に手が届くという訳でもありません。

※環境中に存在する5mm以下の大きさのプラスチックのこと。海洋生物の生態系破壊など環境破壊や汚染物質の一つとして近年注目されている。

―そんな中で、まず私たちが身近にできることはどんなことでしょうか?

マイボトル マイカップ エコバッグ

ファッションに限ったことではないですが、消費を減らすことがサスティナビリティのファーストステップだと思っています。心から欲しいと思うものだけを手に取ること。そして手に取ったものはできるだけ長く使い、捨てるのではなく循環させていく。これがサスティナブルにつながることだと思います。利用し終わった後どうしよう?というところまで意識して購入できるといいですよね。

ファッション業界もサスティナブルの専門部署を作る有名ブランドがあるなど、本格的にサスティナビリティな活動を始めてると聞いています。製作に関わる人たちにとっての労働環境に透明性を持たせている会社も増えてきました。そういう会社を調べて積極的に応援するのがいいと思います。

今注目される、「リユース」という考え方

―私たちKÓMERUはリユースで賢くオシャレになる方法をずっとお伝えしてきたメディアなのですが、Natsukoさんは「リユース」に対してどんな印象をお持ちですか?

壁にかかったエコバッグと麦わら帽子と植木鉢

サスティナブルファッションを楽しむ中で、リユースはとても有効なアプローチだと思っています。ファストファッションは一過性の流行りにフォーカスして沢山の環境汚染やゴミ問題につながっています。その反対に、長年使える質の良いものを人から人へ循環させていくのはとてもサスティナブルなことだと思います。

個人的にクラシックでタイムレスなファッションが好きということもありますが、定番ものや時間を経て良くなっていくものっていいですよね。リユースでそんなタイムレスなものと出会えたら素敵です。しかも環境にもいい選択なら、リユースを利用しない理由が思い浮かばないくらいです。

Photo by:Natsuko

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